こんにちは。ギタリストの出葉広貴です。
今回は山下達郎の名曲『RIDE ON TIME』のギター伴奏の方法をご紹介します。
近年シティーポップとして海外でも評価されている名曲です。
ぜひ弾いてみましょう!
曲の紹介
『RIDE ON TIME』は1980年に発売された通算5枚目のアルバム「RIDE ON TIME」に収録されている楽曲。吉田美奈子から紹介された若干22歳のドラマー青山純と、伊藤広規が初参加。
これまでアルバムのテイストに合わせて様々なスタジオ・ミュージシャンを起用していた山下達郎でしたが、このアルバムを境にメンバーが固定していきます。
「いつか(SOMEDAY)」「DAYDREAM」など、ファンクのグルーヴを基調にした楽曲を展開しつつ、「夏への扉」や「RIDE ON TIME」で聴けるミドルテンポのグルーヴの強さも聴きどころ。
山下達郎ファンならずとも、ぜひ一度は聴いていただきたい作品です。
フィンガーピッキング!
さて、今回の伴奏ではピックを使用せず指を用いた”フィンガー・ピッキング”で演奏しました。ピックを使用したタイトなカッティングというよりも、おおらかでゆったりとしたグルーヴを意識しています。
アレンジを制作する際に、ボサノヴァのようなゆったりとして開放弦の芳醇な響きを出したいというテーマがありました。
テーマに沿ってコード・フォームを決定したので、そのひとつひとつにも注目していただけると嬉しいです。
5本の指を総動員するので難しいと思われがちなフィンガー・ピッキングですが、最初にルールを決めてしまえば決して難しい奏法ではありません。
今回の伴奏では、親指が6と5と4弦、人差し指3弦、中指2弦、薬指1弦というふうに担当しています。
コードフォームにより例外的な動作もありますが、基本的にはこのルールを守っていきます。
なめらかなグルーヴ
伴奏でいちばん大事にしたいところは、やはりリズムです。音が出るタイミングでリズムが作られているわけですが、ここは発想を逆にして、弦を弾くことではなく、手のひらでリズムを作るイメージを持ってみましょう。手のひらでリズムをとって、指が弦に当たっているというふうに。
意識的にリズムをつくるというよりは、手拍子に合わせて手が当たるだけ、という状態になれば、きっと滑らかにグルーヴを表現することができるはずです。
動画をみながらぜひ演奏してみてくださいね!
他にも山下達郎さんの楽曲について解説していますので、ぜひご覧ください。
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