ギター上達の意外な近道!歌うことについて解説します!
「歌えないフレーズは弾けない」という言葉があります。
「歌えない」は言い換えると、「頭で理解できていない」ということです。
フレーズがわかっていなければ、手の動かし方もわかりませんよね。
そこで、歌うことが重要になってくるわけです。
今回はギターとウクレレ上達のためのボーカル練習について解説します!
フレーズをはじめ、リズムへの理解力も格段にあがりますので、ぜひやってみましょう。
~歌うためには~
歌うために必要なのは、まず聴くことです。
なんだか逆説的ですが、理由はかんたん。
しっかりフレーズを理解していないと歌えないからですね。
~メロディの場合~
歌詞がある曲は歌詞カードを見たくなってしまいますが、ここは我慢。
まず聴いたそのままを真似する練習です。
歌っている内容がわからなくても構いません。
英語に顕著なのですが、発音によって言葉同士がくっついて聞こえることがよくあります。
先に歌詞カードを見てしまうと、どうしても言葉として理解しようとするので、まずは見ずに響きだけを真似ることが重要。
音程は楽器がフォローしてくれるので、譜割を重点的に意識できるといいですね。
”There is~”の2音のフレーズだと思っていたのが、実は1音だった…なんてことにこの練習を始めてから気づくことができるようになりました。
さらに細かくみていけば、その音はスライドかハンマリングか、そして半音なのか全音なのか、そしてどれぐらいの速さなのか。
メロディを把握できていると表現への選択肢も増えますよ。
~リズムの場合~
リズムを理解する上でも歌うことは重要です。
かっこいいドラマーやリズムを聴いたら、それにあわせてボイス・パーカッションのように歌ってみましょう。
重要なのは、そのプレイヤーの持っているグルーヴ、リズムのうねりや強弱のつけ方、そういった要素を真似することです。
歌えるようになったら、そのリズムをシンプルなストロークなど、伴奏で表現してみましょう!
このブログを書いていて、ふと思い出しました。
とある著名なベーシスト(名前を失念してしまった…)のインタビュー記事で読んで印象的だったこと。
「練習の60~70%は移動中にしてるんだ。楽器を弾けないときにね。身体のトレーニングももちろん大事だけれど、それよりも頭で理解して、弾いているところをイメージできることの方が重要だよ」
これを読んだ当時、もう10年ぐらい前だと思うのだけど、そのときはあまりしっくりきませんでした。
というのも、「理解する」という言葉に、具体的な方法が想像できなかったんですよね。
今回の記事で10年前の自分の疑問に答えられたのではないか、と思うと少し良い気持ちです。
ラベル:
理論
ご覧いただきありがとうございます。
徳島出身。
11歳よりギターを始め、ギター講師・ミュージシャンを志し2011年に上京。
アコースフィア 清水敏貴氏、奥沢茂幸氏に師事。
2014年よりギタリスト 池田常久氏のユニット「Aerial」に参加。主にメロディパートを担当しています。
ライブハウス・カフェなどではソロギターによる演奏活動も行っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
連絡先
Mail: dewahiroki@gmail.com
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